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殺伐とした現代に一筋の癒し・・・・ほっこり動物ニュース

2019-07-01 07:00:33

いやになるくらい物騒なニュースが多くて見聞きするこちらの気持ちも沈んでしまいます。だからと言って芸能人が結婚したやら海外で輝かしい賞を受賞したやらを聞いたところで癒されるわけでもありません。そんな毛羽立った心を慰めてくれるのは動物に他ありません。今回は動物のほっこりしてしまうようなお話しを紹介します。

勇敢な看板犬が盾になり子供を救う

長崎県の白岳自然公園の看板犬オスのロン。お客さんたちを出迎え愛されているまさにマスコットキャラクター。ある日、白岳に登った幼児や小学生含む20人が突然スズメバチの大群に襲われたそう。子供たちが悲鳴をあげると、ロンはハチを追い払う様に駆け寄り自ら盾に。その間に子供たちは非難したんだとか。これによりロンは20カ所以上刺され、食欲不振、嘔吐などにおそわれましたが、1週間ほどで回復。ロンの勇気に賞賛の便りが届いているそうです。

アザラシがダイバーにペンギンを振舞う?

南極周辺に生息するヒョウアザラシ。ペンギンや他の種類のアザラシを食べることもある、時に狂暴な生き物。このヒョウアザラシとダイバーの交流が話題となりました。とあるダイバーが撮影のため水中に潜ると最初は威嚇してきたアザラシでしたがしばらくすると不思議な行動に。生きたペンギンをくわえダイバーに差し出してきたんだとか。次に死んだペンギンも同じように差し出し、最後はダイバーの目も前でペンギンを食べて見せその一部を押し付けてきたそう。

このアザラシの一連の行動、ダイバー曰く、1度目は狩りが出来なさそうな奴のために狩りのやり方を教えるため生きたペンギンを差し出し、2度目はどんくさそうなので食べやすい死んだペンギンを差し出し「食えよ」という振る舞い、最後は「食べ方も分からないのか? 飢え死ぬやんけ。こうやって食べるんやで」と食べ方を教えてきたといいます。このような交流が4日続いたそうで、アザラシのおもてなしにダイバーは感心したそうです。

この行き届いたおもてなし、なんだか秀吉と少年時代の石田三成との三献茶のエピソードに似ていますね(似ていない)。

犬じゃない!?

中国でとある女性が日本スピッツの仔犬を日本円にして2万円で購入。自宅で育て始め3か月ほど経ったところで仔犬に異変が。ドッグフードを拒むようになったり全く鳴かなかったり。また、見た目もシッポが長くなり鼻先がとがるように成長していったそう。散歩の際は、よその犬が仔犬におびえる仕草をしたりと普通の犬では考えられないような状況に。そこで飼い主は動物園に仔犬を連れていき確認してもらうと、この仔犬の正体はなんと「キツネ」。成長するにつれ強烈な臭いが発せられ、飼育環境も自宅では適さないであろうと飼い主は考え動物園に譲渡したそうです。

食用に配給したウサギがかわいすぎて……

経済危機にあえぐ南米ベネズエラ。国民の75%が十分な栄養を摂れず平均体重が9キロ近く落ちているんだそう。そこで大統領が打ち出したのはウサギ計画。これは肉を食べることが贅沢と考える国民に対し

食用としてウサギを配給する方策。最初に貧困地区にウサギを配ったところ、なんとウサギを食べず、ウサギ愛に目覚めペット化してしまったんだとか。ウサギに名前を付け一緒に寝るなどしてかわいがっているようで、政府は頭を悩ませているんだとか。

クマとネコの友情

ベルリンの動物園でのこと。アジアクマの檻にどこからともなくクロネコが侵入。職員たちはそれを見た時

戦慄が走りネコがクマに襲われるとヒヤヒヤしながら見ていたそうです。しかしクマは興味あり気にネコに歩み寄り、ネコも落ち着いた様子で逃げることもなく意気投合。仲良くなった2頭は以後檻の中で一緒に寝たり、ご飯を食べたり、じゃれあったりと毎日過ごしたんだそう。ある時、檻の拡張工事のため、2頭は離れ離れになる期間が出来ましたが、そんなときネコは檻の前で一生懸命鳴いてクマを呼んでいたこともあったんだとか。異種でありながらも深い友情で結ばれた2頭は10年ほど交流しましたがお別れの時が。42歳という高齢で元気を無くしたクマを動物園側は公開を止め、ネコと暮らせる庭でひっそりと生活させていましたが、ある日、死んでしまいました。ネコは以後、寂しそうに暮らしたそうです。しかし飼育下のクマの寿命は30年と言われており、はるかに長生きしたのは親友がそばにいたからかもしれません。

人間にもアニマルセラピーなんてのがあるくらいですから、他の生き物たちにも癒しを与えているのかもしれません。そんなエピソードがたくさん話題になって犯罪者予備軍の心も軟化してくれればいいですね。

make animals 羊毛フェルトで作る動物
Fujisan.co.jpより

情報提供元: マガジンサミット

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