
■MLB ホームランダービー(日本時間15日、トゥルイスト・パーク)
MLBオールスターゲーム前日の15日(日本時間)に、ホームランダービーが行われて、初出場、前半メジャートップの38本塁打、C.ローリー(28、マリナーズ)がパワーを見せつけて優勝、史上初のスイッチヒッター、キャッチャーでの単独優勝となった。大谷翔平(31)もグラウンドに姿を見せて、多くの選手と交流を深めていた。
ホームランダービーは3ラウンド制で行われ、第1ラウンドは全選手が制限時間3分、もしくは球数制限40球に到達するまで打ち続ける。本塁打数の上位4名が準決勝に進出する。準決勝からはトーナメント戦となる。
大谷翔平(31)はベンチで山本由伸(26)と並んで笑顔で観戦、菊池雄星(34)はアストロズでチームメイトだったK.タッカー(28、カブス)、H.ブラウン(26、アストロズ)と長い時間会話をしていた。
最初にグラウンドに登場したのはメジャー2年目、急成長中で今季24本のJ.ウッド(22、ナショナルズ)、大谷もベンチで見つめる中、3本連続を2度含む16本、最長飛距離は148mと驚きのパワーを見せつけた。
続いてはB.ルッカー(30、アスレチックス)が登場、スタートから飛ばして10球で4本連続を放つなど8本、45秒間の休憩ではチームメイトのJ.ウィルソン(23)が水を差し入れた。しかし後半に疲れが見えたが17本を放った。7月5日に22歳になったばかり、今回最年少出場となったJ.カミネロ(22、レイズ)は前半7本で休憩をとると、同じドミニカ共和国出身のV.ゲレーロJr(26、ブルージェイズ)、F.タティースJr(26、パドレス)、デラクルーズ(23、レッズ)の激励を受けた。すると、後半ペースアップして21本。
今季メジャー最速の打球速度122.9マイル(約197.8キロ)を記録したO.クルーズ(26、パイレーツ)、こちらもドミニカ共和国出身、なんと513フィート(156.3m)と驚きの飛距離をマーク。見ていたゲレーロJr、R.アクーニャJr(27、ブレーブス)は頭を抱えて驚きの表情を見せた。クルーズは21本で前半の4人を終えた。
5人目は13日の試合でサイクルヒットを達成したB.バクストン(31、ツインズ)は20本、6人目のJ.チゾムJr(27、ヤンキース)は前半1本で休憩の時にはチームメイトのA.ジャッジ(33)が声をかけたが、3本に終わった。
7人目はメジャートップの38本、スイッチヒッターのC.ローリー(28、マリナーズ)が登場、父親がピッチャーを務める中、3本連続ホームランを見せるなど、前半は左打席で8本。後半は右打席に入り9本で合計17本、同じ本数のルッカ―にわずか2㎝飛距離で上回った。
最後は地元の大声援を受けてM.オルソン(31、ブレーブス)が打席に入った。2023年には本塁打・打点の2冠王を獲得、パワーを見せつけて5本連続ホームランと球場を沸かせたが、合計15本に終わった。
トーナメント方式の準決勝・第1試合ではカミネロが1分を残して、バクストンの7本を抜いて決勝進出、体力を温存した。第2試合ではメジャーホームラントップ、そして、2026年WBCアメリカ代表の参加を表明したローリーが本領発揮、全て左打席で19本をマーク、ベンチではマリナーズのレジェンド・K.グリフィーJr(55)も見守っていた。クルーズが13本に終わり、ローリーが決勝へ進んだ。
決勝はローリーが先行、史上初となるスイッチヒッター、キャッチャーでの優勝を目指すローリーは左打席に入り、前半13スイングで7本、後半も左打席、終盤も勢いが止まらずに合計18本とカミネロにプレッシャーをかけた。
お祭りムードも一転、真剣勝負となったホームランダービー、後攻のカミネロは真剣モードの表情で打席に入った。前半は7本だったが、守備についていた子供がなんとホームランキャッチ。思わずゲレーロJrは抗議を行った。しかし、ホームランは認められず。それでも後半に入っても落ち着いたバッティングを見せたが15本。これで初出場、前半メジャートップ38本塁打のローリーが史上初のスイッチヒッター、キャッチャーでの単独優勝、マリナーズではK.グリフィーJr以来、2人目のチャンピオンとなった。
【ホームランダービー】
★第1ラウンド ※3分間または40球
1位:O.クルーズ(26、パイレーツ) 21本
2位:J.カミネロ(22、レイズ) 21本
3位:B.バクストン(31、ツインズ) 20本
4位:C.ローリー(28、マリナーズ) 17本
*************準決勝進出ライン
B.ルッカー(30、アスレチックス) 17本
J.ウッド(22、ナショナルズ) 16本
M.オルソン(31、ブレーブス) 15本
J.チゾムJr(27、ヤンキース) 3本
★準決勝 ※2分間または27球
J.カミネロ(2位)8本ーB.バクストン(3位)7本
O.クルーズ(1位)13本ーC.ローリー(4位)19本
★決勝
C.ローリー 18本ーJ.カミネロ 15本
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