
イスラエルのネタニヤフ首相は、イスラム組織ハマスが返還した遺体について、別人のものであったことを明らかにし、「合意違反だ」として対応を検討する考えを示しました。
ハマスは27日、和平計画の合意に基づき、拘束していた人質の遺体の一部をイスラエルに引き渡しました。こうした中、ネタニヤフ首相は28日、返還された遺体について、イスラエル軍が2年前にガザで独自に収容したイスラエル兵の遺体の一部だったことを明らかにしました。
ハマスは人質13人の遺体を返還することになっていましたが、今回の遺体はいずれにも該当せず、ネタニヤフ首相は「ハマスによる明白な合意違反だ」と非難しました。そのうえで、「治安当局と協議を行い、この違反に対するイスラエルの対応を検討する」と述べ、対抗措置を取る可能性を示唆しました。
ガザでは2年間に及ぶ戦闘の荒廃により、遺体ががれきの下に埋もれている可能性も指摘されていて、ハマスはエジプトなどの捜索隊の協力を得ながら、重機による捜索を続けています。
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