中国からの観光客「(和牛は)中国で食べるともっと高い」
東京・浅草にある飲食店「神戸牛ダイア」。
社長いわく、取り扱っている神戸牛は「甘み」と食べたときの「余韻」がたまらないそう。お値段は110グラムで1万9580円。
こちらは専門店で、9割以上が海外からのお客さんだそうです。
この日、家族で来ていたのは中国からの観光客。
中国からの観光客
「日本に来たら和牛を食べないとダメだね。中国で食べるともっと高いから」
ーーどのぐらい高い?
中国からの観光客
「日本の2~3倍はするよ」
この和牛の輸出をめぐり、7月11日に大きな動きがありました。
自民党・森山 裕 幹事長
「24年ぶりに中国への牛肉の輸出が始まる。そういうことにつながっていくのだろうというふうに思っております」
2001年、中国は日本で牛の病気「BSE」が発生して以降、日本産牛肉の輸入を停止していました。
今月、中国政府が輸入再開の前提となる協定を発効したのです。輸出が再開した場合、こんなメリットもあるのではないかと話します。
神戸牛 吉祥吉グループ 赤木清美 代表取締役
「日本の雰囲気の中で日本の和牛のトップを食べたいというのは誰しもあるんじゃないでしょうか。(和牛を)求めるときは本場日本に来たくなる原因の1つになるんじゃないかなと思います」
中国への輸出に期待 一方、日本で高騰の可能性
出水麻衣キャスター:
和牛は世界的にも人気が高まっています。
不定期でアメリカに和牛を輸出している藤井商店の藤井勲社長は、「2年前からアメリカに和牛を輸出していましたが、トランプ関税によって断念していた」ということです。
中国への輸出が再開される場合、「中国市場は大きいので期待はある」としています。
輸出が増えたら私たちが食べる和牛はどうなるのでしょうか。
拓殖大学海外事情研究所の富坂聰 教授によると、「和牛は中国での需要が高く、輸出再開の場合、日本での価格が高くなる可能性もある」ということです。
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