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百貨店各社 世相を反映した2026年福袋 高額な福袋は本当に売れているの?「スタバ」「焼肉きんぐ」など確実にお得な福袋も【Nスタ解説】

経済
2025-11-05 21:53

来年2026年は、午年(うまどし)ということで百貨店各社もウマにかけたもの、世相を反映した福袋を発表しています。


【写真を見る】福袋めがけて猛ダッシュ&奪い合い 平成の初売りは命がけ


2026年福袋 ウマにちなんだものやお米一俵も!

井上貴博キャスター:
大手百貨店が2026年の主な福袋を発表しています。

【2026年 大手百貨店の主な福袋】
<髙島屋>
・各店共通:"一口馬主気分”が味わえる!福袋:2万260円(限定5人 / 抽選)
・横浜髙島屋:「お米一俵とご飯のお供」福袋:2万260円(限定3人 / 抽選)

<東武百貨店>
・池袋本店・船橋店:乗馬体験&記念撮影福袋:5000円(限定5組10人 / 抽選)
・池袋本店:ウマい和牛三昧福袋:5万円(限定1点 / 抽選)


大玉水晶や花火大会「大人の自由研究」な福袋

大丸東京店では毎年テーマを設定し、有志の社員で福袋を企画しています。今年は「大人の自由研究」ということです。

【大丸東京店 2026年福袋】
<テーマ「大人の自由研究」>
・デパ地下・デパイチケーキ制覇福袋:3万円(限定数5 / 抽選販売)
・私だけの花火大会福袋:66万円(限定数1(1組2~4名)/ 抽選販売)

<目玉福袋>
レインボー水晶大玉+スターローズクォーツ大玉(各直径約35㎝)のセット
風水 2026 開運・改運福袋:2026万円(限定数1 / 抽選販売)


本当に売れてるの?「倉庫に眠っています」

ところで、高額な福袋は本当に売れているのでしょうか。大丸東京店に聞いてみると…

【大丸東京店 過去の“目玉福袋”は売れた?】
2019年「隕石(3100万円)」:売れず
・2023年「ダイヤモンド(0.9ct Eカラー VVS2 3EX / 202万3000円)」:売れた
・2024年「ウイスキー(樽ごと / 777万円)」:売れた
・2025年「特大アメジスト(2025万円)」:売れた


大丸東京店の担当者によると、売れなかった隕石はアルゼンチンに飛来したもので現在は「倉庫に眠っています」ということです。


文芸評論家 三宅香帆さん:
福袋は「何が入っているかわからない」というものが売られていましたが、今の時代「わからないもの」はちょっと懸念されそうな感じがしますね。


高価なものが飛ぶように売れた バブル時代の福袋 

井上キャスター:
バブル全盛期の1987年(昭和62年)、西武百貨店 池袋店の福袋売り場の映像を見ると、法被を着た店員が太鼓を叩いています。なんと「開運福袋(ベンツ・毛皮・ダイヤモンド / 8700万円」という商品が販売されていました。


さらに1989年(昭和64年/ 平成元年)の日本橋三越本店では「親子でポルシェ 福袋」が1193万円(消費税は含まれておりません)という看板が!

バブル景気に沸いていた時代は高価なものが飛ぶように売れていたのです。


一方、デフレ不況真っ盛りの2006年(平成18年)、日本橋高島屋の福袋売り場の映像を見ると、安くてお得な福袋を奪い合う様子も…


山形純菜キャスター:
私も中高校生のとき、友達と洋服の福袋を買って、お互いいらない物を交換していました。


とにかくお得に!様々なお店の2026年福袋

井上キャスター:
今はとにかく中身がわかってリーズナブルに、でも少しだけお得な感覚を味わえる福袋が増えているようです。

【2026年“お得な福袋”】
<ケンタ福袋(3500円 / 抽選販売)>
ビスケット型枕・KFC全店共通引換券 総額5,350円相当

<焼肉きんぐの福袋2026(3000円 / 一部店舗で抽選販売)>
保冷バッグ・ルームライトなど、4000円分のクーポン

<スターバックス福袋 2026(8800円 / オンラインで抽選販売)>
ステンレスボトル・コーヒー豆など、ドリンクチケット7枚

<Zoff | LISA LARSON(R)福袋2026(6600円 / 数量限定)>
メガネ置き、10000円分のメガネ券


いつもと違う出会いを 図書館でも福袋

井上キャスター:
品川区立図書館では袋を開けるまで中身が分からない「本の福袋」を数量限定で貸し出しているそうです。

この企画は、利用者がいつもと違うジャンルや作家の本に出会うきっかけとして始めたもので、2025年は「先人のためになる言葉」「今年の日曜夜8時」といったテーマが書かれた袋に関連本を3冊入れて貸し出しをしたということです。


文芸評論家 三宅香帆さん:
読書の幅を広げたいという思いで、自分の選んだ本ではなく、他の人が選んだ本を読みたいという方が増えているようです。書店でもそのように売るところが増えている感じがします。


井上キャスター:
書店でも一期一会を大切にしたいですね。


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<プロフィール>
三宅香帆さん
文芸評論家
著書「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」で「新書大賞2025」受賞
31歳


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