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百貨店 みなさんの思い出は?「西武渋谷店」9月閉店へ…消費先の分散で厳しい時代に【Nスタ解説】

経済
2026-03-26 20:12

25日、西武渋谷店が9月末をもって閉店することが明らかになりましたが、皆さん、それぞれに百貨店にまつわる思い出があるのではないでしょうか。


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百貨店の2大ツールは「呉服店系」「鉄道系」

井上貴博キャスター:
改めて、百貨店の歴史を見ていきます。百貨店は大きく2系統に分けられると言われています。


▼呉服店系
三越呉服店が1904年に、日本初の百貨店へと業態を変えました。

その後、他の呉服店の▼松屋(1907年)、▼松坂屋(1910年)、▼伊勢丹(1924年)などが参入し、広がっていきました。


▼鉄道系
1929年、阪急電鉄が百貨店をスタート。“世界で初”とも言われている、駅直結型の百貨店でした。鉄道会社は鉄道だけを作るのではなく、そこに人を呼び込むものを、街を作っていくという時代に入りました。

その後、各地、他の鉄道会社の▼東急(1934年)、▼近鉄(1936年)、▼西武(1940年)などが続いていきました。


百貨店名物「お子様ランチ」「デパ地下」の歴史

井上キャスター:
百貨店と言えば「お子様ランチ」です。1930年、日本橋三越本店の食堂で誕生しました。


ケチャップライスにはこの時から旗が刺さっています。あとはスパゲッティ、コロッケ、ハム、サンドイッチ、砂糖菓子などが入っています。


当時の値段は「30銭」。1931年の食堂のライスカレーが約10~20銭だったそうなので、これを子どもに食べさせてあげることができる家庭は限られていたのだろうと想像できます。


そして、百貨店の名物と言えば「デパ地下」です。


1936年、名古屋の松坂屋が「東西名物街」として、地下に食料品店を集結させたのがルーツと言われています。


売り上げはピークから4割減…消費先分散で厳しい時代に

井上キャスター:
日本百貨店協会によると、全国の百貨店の売り上げのピークは、1991年の約9.7兆円。


コロナ禍を経て、少し盛り返してきているように見えますが、2025年は約5.6兆円と、ピークからは4割ほど減っています。


百貨店業界に詳しい流通アナリストの中井彰人さんによると「専門店チェーン・ショッピングモールなどの台頭で消費先が分散している」ことが理由としてあるといいます。


あとはインターネットで購入できるので、わざわざ出向く必要がないという、百貨店にとってなかなか厳しい時代となっています。


TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
聞くところによると、デパートでも富裕層専用の職員がいてアドバイスをするというので、デパートの世界でも格差が出ている気がします。


地方百貨店では生き残りに向けて“独自の戦略”

井上キャスター:
生き残り競争で、ある程度余裕のある方や外国人観光客などには「高価なものを」という二極化なのかもしれません。


そんな中でも、地方百貨店は生き残りに向けてこんな戦略も行っています。


複数の地方百貨店などが連携して「全国ご当地おすすめ名産品」と題した合同のWebサイトを開設しました。2021年、6社で始まりましたが、現在は14社まで広がりました。


その土地を熟知したバイヤーが厳選した名産品を共同サイトで紹介しています。


ここでしか買えないものがあるわけではありませんが、ランキング付けしているものもあり、バイヤーの見立てなどを知ることができます。


近鉄百貨店の担当者によると「エリア外での認知度を高め、利用促進を目指す」ということです。


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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身
政治記者歴30年


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