
バレーボールのネーションズリーグ女子予選ラウンド第3週、日本ラウンドが12日に行われ、ファイナルラウンド進出を決めた女子日本代表(世界ランク5位)はポーランド(同3位)に3ー1(25ー21、23ー25、25ー23、25ー22)で勝利した。日本ラウンド3連勝を飾った日本は大会通算9勝2敗とした。
【一覧】バレーボール2025年度日本代表選手&『ネーションズリーグ』日程
スタメンはキャプテンの石川真佑(25)、島村春世(33)、宮部藍梨(26)、関菜々巳(26)、和田由紀子(23)、佐藤淑乃(23)、リベロは岩澤実育(25)が起用された。
前回銀メダルを獲得し2大会連続の表彰台入りを狙う日本は第1セット、佐藤のサービスエースや和田のバックアタックで4連続ポイントを奪い7ー3と序盤をリード。さらに佐藤が2本目のサービスエースを決め会場のボルテージを一気に上げると石川もスパイクで得点を重ね日本に勢いをつけた。そのままリードを守り切った日本は25ー21で第1セットを制した。
第2セットはリベロ・岩澤の好レシーブから相手のミスを誘うなどスタートから4連続得点。しかし平均身長189.1cmと高さのあるポーランドの攻守に苦戦し競る展開に。島村の移動攻撃、和田や佐藤の強烈なスパイクで粘るも終盤逆転を許し23ー25でこのセットを落とした。
セットカウント1ー1で第3セット、立ち上がりから5連続失点し追いかける展開となった日本。ここで和田に代えてチーム最年少の秋本美空(18)を投入するとスパイクで2連続得点、さらに島村の移動攻撃が3連続で成功し中盤に追い上げを見せた。流れを掴んだ日本は佐藤のスパイクで20ー19と逆転すると石川のサービスエース、最後は佐藤が決め切り接戦の第3セットを奪った。
関のサービスエースから始まった勝負の第4セット、ポーランドに序盤リード許すも石川や佐藤のバックアタックで食らいついた。今大会代表デビューの北窓絢音(21)や秋本も得点を挙げると徐々の差を縮めついに逆転。リードを奪った日本はそのままポーランドを振り切り勝利した。日本は試合前の世界ランキング5位から3位に浮上しポーランドとの世界ランキングを逆転させた。
試合後、キャプテンの石川は「苦しい試合だったんですけど、今日勝つことができてすごく嬉しいです」率直な気持ちを話した。続けて「オリンピックで負けてすごく悔しかったんですけどそこは引きずらずに今日は今日ですから気持ちを切り替えて、スタートからしっかり勝つことができたのかなと思います」ポーランド戦を振り返った。
次戦13日のブラジル戦については「明日も本当に苦しい試合になると思うんですけど、チーム全員で勝って日本ラウンド最終戦、皆さんに勝ちをお届けしたいと思います」と意気込みを語った。
次戦は予選ラウンド最終戦となる13日、世界ランク2位のブラジルと対戦する。
世界の強豪18チームが集う『ネーションズリーグ』はオリンピック™、世界バレーに並ぶバレーボール世界3大大会のひとつ。予選ラウンド上位8チームがファイナルラウンドに進出する。
※世界ランキングは試合前時点
【日本の得点(上位)】
石川 22得点
佐藤 17得点
島村 14得点
◆予選ラウンド第1週:カナダ・オタワ
6月5日(木)〇3ー0 オランダ
6月7日(土)〇3ー0 セルビア
6月8日(日)〇3ー0 カナダ
6月9日(月)〇3ー0 ドミニカ共和国
◆予選ラウンド第2週:香港
6月18日(水)〇3ー2 タイ
6月20日(金)●2ー3 イタリア
6月21日(土)●1ー3 中国
6月22日(日)〇3-0 チェコ共和国
◆予選ラウンド第3週:日本・千葉
7月9日(水)〇3-0 フランス
7月10日(木)〇3-0 韓国
7月12日(土)〇3ー1 ポーランド
7月13日(日)vs ブラジル
◆ファイナルラウンド:ポーランド
7月23日(水)から27日(日)
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