
バレーボールの世界一を決める“世界バレー”が日本時間25日にタイ・バンコクで行われ女子日本代表(世界ランク4位)はウクライナ(同17位)に3ー2(25ー27、20ー25、25-20、26-24、15ー11)で逆転勝利を収め開幕2連勝を飾った。
【一覧】世界バレー女子8月23日、男子9月13日開幕! 日程&日本代表登録メンバー
スタメンはキャプテンの石川真佑(25)、島村春世(33)、宮部藍梨(27)、関菜々巳(26)、佐藤淑乃(23)、秋本美空(19)、リベロに福留慧美(27)が名を連ねた。
第1セット、立ち上がりはウクライナにリードを許したが佐藤のスパイクや島村のブロックが決まり中盤以降は競る展開に。終盤、19ー21と2点差をつけられたところで日本はタイムアウト。その後、佐藤のサービスエース、石川のスパイクで得点を重ね流れを掴みかけたが振り切ることができず、25ー27の接戦の末このセットを落とした。
第2セットは序盤から島村の移動攻撃や秋本のサービスエースで食らいつくも、平均身長184.6cmのウクライナの高さのある攻守に失点が続いた。一時11ー19と8点差開いた日本だが、途中出場の中川つかさ(25)、和田由紀子(23)が得点に繋げる活躍、佐藤や石川のスパイクで4連続得点と終盤に追い上げを見せた。しかし逆転には届かず、20ー25で2セット連取された。
後のない日本は第3セット、石川の強烈なスパイクが次々に決まるなど16ー7と8連続得点でリードを奪った。試合は日本のペースで進むと佐藤のバックアタック、和田のスパイクも決まりウクライナに流れを渡さず。先に20得点に乗せた日本はセットポイントを迎えると最後は和田が25点目を決め切りこのセットを制した。
第4セット、立ち上がり3失点するも佐藤のスパイク、石川のブロックなどで得点を挙げると15ー15の接戦に。終盤、和田のスパイクで20得点目を奪った日本だが、ウクライナも追い上げを見せ24ー24とした。1点も譲れない場面となるが、キャプテンの石川が勝負所でアタックを決めきり26ー24で第4セットを奪った。
勝負のファイナルセット、このセットもウクライナの高さに苦戦しながらも石川、佐藤のスパイクで食らいついた。7ー7の同点から島村の移動攻撃でリードを奪うと、リベロの小島満菜美(30)の好レシーブから石川が決め9ー7。勢いに乗った日本は先に10得点目を挙げるとそのままウクライナを振り切り逆転勝利を収めた。日本はこの後行われるセルビアとカメルーン戦で、セルビアが勝利すると決勝トーナメント進出が決まる。
試合後、キャプテンの石川は「自分が点数を取らないといけない、チームを引っ張っていかなきゃいけないなと思っていたので、そこでやっぱり伝えることじゃなくてしっかりプレーで引っ張るっていうところを意識してました」と振り返り、続けて「1回リセットしてセルビア戦まずしっかり良い入りができるようにやっていきたいと思います」と次戦へ向けて意気込んだ。
“世界バレー”は今大会から2年に一度の開催、さらにチーム数が24から32チームに増えた。予選ラウンドは4チームずつ8プールに分かれ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進出できる。日本は2010年の銅メダル以来、15年ぶりのメダル獲得を目指す。
※世界ランキングは試合前時点
【日本の得点(上位)】
石川 29得点
佐藤 24得点
和田 12得点
【女子日本代表 試合予定】日本時間
■予選ラウンド(日本はプールH)
23日(土)〇3ー0 カメルーン
25日(月)〇3ー2 ウクライナ
27日(水)19:00~ vs セルビア
■決勝トーナメント
8月29日(金)ラウンド16 2試合(A1位 vs H2位、H1位 vs A2位)
8月30日(土)ラウンド16 2試合(B1位 vs G2位、G1位 vs B2位)
8月31日(日)ラウンド16 2試合(C1位 vs F2位、F1位 vs C2位)
9月1日(月)ラウンド16 2試合(D1位 vs E2位、E1位 vs D2位)
9月3日(水)準々決勝 2試合
9月4日(木)準々決勝 2試合
9月6日(土)準決勝 2試合
9月7日(日)3位決定戦、決勝
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