
■MLB パドレス2―8ドジャース(日本時間25日、ペトコ・パーク)
ドジャース・大谷翔平(31)が敵地でのパドレス戦に“1番・DH”で出場し、4打数1安打1本塁打。9回にパドレスの松井裕樹(29)からリーグトップタイの45号を放った。山本由伸(27)は6回2失点で11勝目、チームは4本塁打で打線が復活し、連敗をストップ。優勝マジック“31”が点灯した。
今季ラストとなったパドレスとの直接対決で連敗で首位陥落したドジャース、大谷も2試合連続ノーヒット、前日24日は出塁もなく、連続出塁試合は19でストップした。同一カード3連勝を狙うパドレスは今季13勝のN.ピベッタ(32)、通算成績は14打数5安打、打率.357、21年、22年と2本の本塁打を放ち、相性は良い投手。
ゲームの流れをつかむ大事な1回の第1打席、ボールを見極めて、カウント3-1から四球で出塁、先頭打者の役割をしっかりこなした。すると2番・M.ベッツ(32)がセンター前へヒット、3番・F.フリーマン(35)も四球で繋いで、無死満塁とチャンスを広げた。
この場面で4番・T.ヘルナンデス(32)が完璧に捉えて打球はセンターへ、ここでパドレスのセンター・R.ローレアーノ(31)がフェンス際でジャンプして、ホームラン性の打球をキャッチ、それでも3塁走者の大谷がホームに還り、犠牲フライで1点を先制した。
先発の山本由伸(27)は1回、先頭打者に四球を許したが、2番・L.アライズ(28)をカウント1-2と追い込むとカーブでセカンドゴロ併殺打。最高の形でピンチの芽を摘み取った。2回には5番・X.ボガーツ(32)は外角低め157キロのストレート、6番・左打者のG.シーツ(29)には外角に逃げていくシンカーで2者連続空振り三振と3者凡退に抑えた。
その裏、先頭で迎えた大谷の第2打席、カウント1-2と追い込まれると、内角高めのストレートに空振り三振に打ち取られた。
すると、その裏、山本は1死からこの試合初ヒットを浴びると、9番・E.ディアズ(34)にはカウント2-2と追い込んだが、勝負球が内角高めに甘く入り、レフトスタンドへ6号逆転ツーランを浴びた。
1対2と逆転されたドジャースは4回、パドレス先発・ピベットのボールを捉えたがいい当たりも野手の正面、7番・M.コンフォート(32)の鋭い当たりもライトのF.タティースJr(26)にダイビングキャッチと流れがつかめず。
5回、2死走者なしで迎えた大谷の第3打席、カウント2-1からストレートを狙っていき、快音を響かせたが、打球は角度46度とやや上がりすぎてセンターフライに倒れた。
その裏、先発の山本が先頭打者にツーベースを打たれるなど、1死一、二塁のピンチを迎え、前の打席で逆転ツーランを打たれた9番・ディアズ、ここではカットボールでタイミングを外してライトフライ、そして、1番・タティースJrをサードゴロに打ち取り無失点に抑えた。
山本の粘りに6回、1死から3番・フリーマンがピべッタのストレートを捉えて、センターへ17号ソロ、同点に追いついた。
さらに7回、ドジャースは無死一、二塁のチャンスを作り、9番・D.ラッシング(24)がパドレス2人目、左腕のJ.エストラーダ(26)からライトスタンドへ今季3号の勝ち越しスリーラン、ここまで山本をリードしてきた相棒が大きな援護弾、山本もベンチで大きく手をあげて喜びを表した。
大谷の第4打席は空振り三振に終わったが、ドジャース打線はここで終わらず2死一塁から3番・フリーマンが2打席連続となる18号ツーランで追加点、7対2と大きくリードを広げた。
9回、大谷の第5打席、パドレス4人目、松井裕樹(29)の甘く入ってきたボールを逃さずに振りぬくと、打球は軽々とスタンドへ。4試合ぶりの45号ホームランを放った。大谷は菊池雄星、前田健太、千賀滉大に次いで日本人投手4人目からのアーチとなった。さらにベンチに戻る際には最前席で観戦していたパドレスファンとハイタッチをするシーンも見られた。
ドジャースは打線が復活し、4本のホームランで快勝、山本は6回2失点で11勝目、パドレスとの最終戦で同率首位に並び、優勝マジック“31”が点灯した。
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