
■MLB ドジャースーフィリーズ(日本時間17日、ドジャー・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(31)が本拠地でのフィリーズ戦に“1番・投手兼DH”で出場。5回、68球を投げて、被安打0、奪三振5、四死球1、失点0。メジャー8年目で初のフィリーズ戦となったが、5回ノーヒットピッチングと完璧な内容だった。
この日、パドレスがメッツに敗れ、残り12試合で地区優勝マジック“9”のドジャース、メジャー8年目でフィリーズ戦初登板となった大谷、現在はフィリーズがナ・リーグ東地区の優勝を決めて、勝率はブルワーズに次いで2位、ドジャースが優勝すればポストシーズンのディビジョンシリーズで対戦する可能性がある相手。
キャッチャーのB.ロートベット(27)とは初バッテリーとなった大谷、1回、1番・H.ベイダー(31)を99マイル(159キロ)でセカンドゴロ、そして、ホームランキングを争っている2番・K.シュワーバー(32)と対戦。1球目は102マイル(163.7キロ)をマーク、大谷は一段ギアを上げると、カウント2-2からスライダーで見逃し三振、今季50奪三振をシュワーバーから奪った。
1回を無失点に抑えるとその裏、大谷は第1打席でセカンド内野安打、21試合連続出塁と今季最長記録を更新。味方の内野ゴロで2塁にスライディングした際にはユニホームのお尻の部分が破けてしまった。
2回、ユニホームが破けたままマウンドに上がると先頭の5番・O.ケンプ(26)はカウント2-2から内角低めに99マイル(159キロ)の絶妙にコントロールされたストレートで見逃し三振、2死から7番・W.ウィルソン(31)には3球連続ストレートでカウント1-2に追い込むと最後は横にスライドしていくスイーパーで空振り三振とフィリーズ打線を抑え込んだ。
その裏、ドジャースは1死から6番・A.コール(30)が5号ソロで先制、大谷に得点をプレゼントした。さらに走者を1人置いて、8番・E.ヘルナンデス(34)が9号ツーランと3対0とリードを広げた。
3点をもらった大谷は3回、ロートベットからのサインに何度も首を振るシーンが見られたが、大谷はピッチコムでサインを出さずにロートベットに組み立てさせた。序盤3回まではフィリーズ打線をノーヒットに抑えた。
4回、先頭は2番・シュワーバーと2度目の対戦。カウント2-1から外角高めのカットボールでレフトフライに抑えた。続く3番・ハーパーは2球連続ストレートでファウルを打たせると、3球目はカーブで空振り三振、エンゼルス時代に共にプレーしていた5番・B.マーシュ(27)はカウント2-2から勝負球のスライダーをファウルされると、大谷はマウンド上で笑顔を見せた。最後はシンカーでセカンドゴロ。ここまでノーヒットに抑えて、ベンチに戻る際にはロートベットにリードを褒めていた。
その裏、ドジャースは連打で無死一、三塁とチャンスを作ると、8番・E.ヘルナンデスがきっちりと犠牲フライを放ち、4対0と中押し点を奪った。
理想のゲーム展開となり、勝ち投手の権利のかかった5回、5番・ケンプの5球目には100マイル(161キロ)をマーク、球速は落ちずに最後はカーブで空振り三振を奪った。その後も外野フライ2つでノーヒットノーランを継続。
その裏、先頭打者のため、ベンチ前で準備をしているとD.ロバーツ監督(53)が話しかけると笑顔を見せて答えていた。大谷は2勝目の権利を得て5回で降板、68球を投げて、被安打0、奪三振5、四死球1、失点0。メジャー8年目で初のフィリーズ戦となったが、5回ノーヒットピッチングとポストシーズンに向けて大きな収穫となった。
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