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寺田明日香が“涙と笑顔”の会見「選考会出場は今季が最後」陸上始めた娘・果緒さんを「サポートしていきたい」

スポーツ
2025-04-15 11:31

陸上・女子100mハードルの元日本記録保持者、寺田明日香(35、ジャパンクリエイトグループ)が15日、都内で会見を行い、今季限りで競技者として第一線を退く意向を発表した。


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涙ぐんで登壇した寺田は会見冒頭で「今シーズンを持って競技者としての第一線を退くことを決意いたしました」と報告。あくまで引退ではないというが、「日本代表をかけた日本選手権だったり、日本グランプリシリーズなどの選考会に出場するのは、今シーズンが最後」と話した。


今年9月に開幕する東京2025世界陸上は目指す意向。「最後の本気の走りをもう本当にたくさんの方々に見ていただきたいという思いがあったので、このタイミングで発表させていただくことになりました」と発表に至った経緯を明かした。


今後は、寺田が経営している一般社団法人A-STARTで「もっと全国の陸上競技場を回りたい」という思いから、「私自身の競技の経験とか、挑戦の楽しさを次世代へバトンを繋ぐっていうことで全国のツアーを行いたい」。題して「Baton Run Tour」を今秋から始め、「全国の陸上競技場を回って、いろんな世代の競技者の方、選手の方々とガチンコレースしたい」と目を輝かせた。


今年は「グランプリシリーズと日本選手権、世界選手権と日本代表を目指してやっていく。織田記念を走ってみないと、どこまで走れるかわからないんですけど、日本選手権を勝ちにいきたい」と寺田。来季は、「地方の大会記録会とか県の大会とか、そういうのを巡って走っていきたい」と“引退”ではないことを強調した。


娘・果緒さん(10)も陸上競技を始めたことを明かし、「『やりたい』って言ってくれたときに、やっててよかったなって思いましたし、楽しそうに陸上競技をやってるって思ってもらえたことは、一つ私の競技人生の成功」と涙を流しながら語った。


会見の最後には、娘・果緒さんから寺田に花束が贈られ、「22年間陸上やってきたママに新しいスタートのタイミングで私がこの気持ちを渡すことができて嬉しかったです」とコメント。寺田も「娘のサポートもしていきたい」と話した。


また会見途中には北海道出身の寺田とゆかりのある清宮幸太郎(25、日本ハム)からのビデオレターや、清宮幸太郎の父・清宮克幸さんから直筆サイン入りのバットが直接贈られるなどサプライズ尽くしの会見となった。


寺田は北海道恵庭北高校で本格的にハードル種目に取り組むと、1年生で全国インターハイを制覇。3年次には3連覇を果たし、100mと4×100mリレーでも優勝。インターハイ3冠を達成し天才少女として名を馳せた。


23歳の若さで一度は引退をするも、結婚、出産を経て、7人制ラグビーで現役復帰。その後、6年ぶりに陸上競技へ復帰すると、日本人で初めて13秒の壁を突破する12秒97の日本新記録を打ち立てた。2度の日本記録更新ののち、東京オリンピック™では日本勢21年ぶりとなる準決勝に進出。その功績は記録のみならず、一児の母として競技の第一線を駆け抜けた道のりが女性アスリートの選択肢を広げる新たな光となった。


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