
■東京2025世界陸上 男子400m決勝(18日、国立競技場)
【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手
男子400m決勝で中島佑気ジョセフ(23、富士通)が44秒62の6位でフィニッシュ。同種目日本勢34年ぶりの決勝に挑み、1991年東京大会の高野進の7位を抜いて、過去最高の6位入賞を果たした。堂々たる走りで国立の観客から大声援が送られた。
レース前、競技場では雨が降り続き、大会スペシャルアンバサダーの織田裕二さんは「為末がメダルを取った時のフラッシュバックが…」と口にし、2005年ヘルシンキ大会の400mハードルで、激しい雨の中、2度目の銅メダルをとった為末大(当時27歳)のレースを思い出していた。
トラックに姿を現した中島の雰囲気をみて「すごく仕上がってるよね。なんかメダルを取ってもいい、メダルを取ってもいい体つきだよね」と期待を寄せた織田さん。
400m決勝の選手紹介が始まり、国立競技場でこの日一番の拍手が鳴り響いた。織田さんも拍手を送り「いつもはみんなに拍手するけど、今日はジョセフにしかしない!」と34年ぶりの大舞台に挑む中島に集中しての応援に。
スタートから前半は終盤に向けて力を温存しながら走る中島に「抑えてる。ここで焦るな。焦るな。想定内。想定内、そう」と後半での巻き返しをイメージ。中盤から他選手と離れはじめると「だいぶためるね…」と不安そうな表情に。
結果は最後尾の8位から1人抜き、全米選手権を制したJ.パターソン(25)もゴール直前で抜いて6位でフィニッシュ。日本人最高の6位入賞に拍手を送る織田さんは、すぐさま「パターソンに勝っちゃった」と笑顔をみせた。
レース後、インタビューで中島は「やっぱり400mは本当にきついので準決勝走った段階でほとんどの選手が体を消耗している中で、どれだけもう一段階上げられるか、究極の精神力の勝負と言いますか、そういったところを経験できたのは本当によかった」と話し、織田さんもうなづいた。そして「まだまだ先は長いのでメダル、それから金メダルっていうところを来年、再来年は目指していきたいなと思います」と一段も二段も上の目標を口にした中島に対し、「いやあ言ってましたね。“金”だよ。獲れると思う。だって目の前のこの人数を抜けばいいんだから。見えたよね」とさらなる活躍を想像し、胸を躍らせた。
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