耐火・耐水金庫を活用した新たな防災の考え方「置いてく防災」とは?防災士が語る現在の防災のカタチ
2026-04-16 17:07:14

2026年は熊本地震の発生から10年を迎える年となります。そして、日本は現在も引き続き南海トラフ巨大地震などの地震発生リスクを抱えています。
マスターロック・セントリー日本株式会社(以下「MLSJ社」) では過去の災害を受け、生活再建に必要な大切なモノを守る “置いてく防災”を提唱。今回は “置いてく防災”の考え方や、防災士・藤田実沙さんが考えるこれからの新しい防災の形を紹介します。
災害後の書類の重要性
熊本地震では家屋の倒壊による負担は公費とすることが決まりました。しかし、罹災証明書の交付を受けるには、家屋所有者の印鑑登録証明書や身分証明書などが必要。自宅が被害を受けた上、手続き書類を揃えるのは非常に困難な事となりました。2024年の能登半島地震でも住宅が損壊したことで、各種証明書の準備に苦労した人が多くいました。
置いてく防災とは

災害時には生活再建に向けて重要となる書類などを守ることも大切です。MLSJ社では耐火・耐水金庫を活用した防災の考え方「置いてく防災」を提案。これは耐火・耐水性能を持つ金庫を活用した新たな防災の考え方です。
もしもの時の選択肢を「逃げ一択」にしておくために、重要な書類などの「避難時には持ち出さないが、失くすと困るもの」を耐火・耐水金庫に入れて置いていきます。これにより、貴重品を探したり、集めるたりする時間を無くすことで迅速な避難が可能になります。
また、こうすることで避難所での盗難や紛失などのリスクも減らすことができ、重要書類が守られることで、行政手続きや保険申請をスムーズに行うことも可能となります。
防災アイテムは非常時だけでなく日常生活の延長線。 防災士・藤田実沙さんが語る現在の防災のカタチ

今回は防災士の藤田実沙さんに現在の災害に関する備えの考え方について聞いています。
災害リスクが高まるなか、東日本大震災や熊本地震、能登半島地震などを経て、日本では防災に対する考え方が変化してきました。従来は「防災袋にすべてを詰めて指定避難所へ行く」という考え方が主流でしたが、近年では日常生活で使うモノやサービスを災害時にも役立つようデザインされたものに置き換えていく「フェーズフリー」という防災の考え方も普及しています。
災害への備えは住む地域や家族構成によっても変わりますし、その時の子どもの年齢や成長によっても異なります。もしもの備えは、暮らしの延長と考える方がリスクのある局面を乗り切る備えになります。防災と日常は違うものに見えてしっかりつながっています。
私は市販の防災リュックの中には入っていなくても自分で見つけて備える必要があるものを入れています。また、被災は在宅時、外出時どちらも可能性があります。家に置いておく備えと持っていく防災リュックのような備えに加え、普段づかいのカバンにも入れることができる防災アイテムを準備しています。
大切なモノの保管は、強度のある金庫を活用するのも選択肢のひとつです。家族にとって大切なモノを保管する場所として、またもしものとき安心して家を空けられるように、暮らしになじむ備えのひとつとして提案したいです。
藤田実沙(防災士)

整理収納アドバイザー、防災士。大阪府北部地震をきっかけに防災に目覚め、暮らしになじむ備えの情報を発信。著書に「おしゃれ防災アイデア 帖」「おうち防災アイデア」ほか。
「置いてく防災」を提案するマスターロック・セントリー日本株式会社の製品は以下の公式HPより。
https://masterlocksentry.jp/
情報提供元: マガジンサミット